感染した生物の形態そのものから変化させてしまう未知のウイルスと戦う、少年と少女のお話。
少年は特殊な金属で作られた「黒い弾丸」を射出する銃と、鋼のように強くしなやかに鍛えられた肉体そのものを使って敵を倒します。
相棒となる少女はガストレアと呼ばれるその未知のウイルスに、母体の中で感染したキャリア。
それ故に少女は驚異的な身体能力とウイルスに対する抑制因子を持って生まれました。
ガストレアの脅威から人類を守る為、或いは自分を「モノ」ではなく「相棒=一人の人間」として接してくれた少年を守る為に少女は戦います。
同じくキャリアとして生まれた少女達は「呪われた子供達」と呼ばれ、差別の対象となっている。
その現実を目の当たりにし、ショックに打ちひしがれ少年の元を去った少女を追って、彼女の故郷を訪ねたところで二話が終了。
少年の偽りの無い心からの言葉に、大粒の涙を零す少女の姿。そして続くエンディング。絶対続けて見ようと思いました。
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情報
『ブラック・ブレット』は、
神崎紫電による日本の
ライトノベル。イラストは
鵜飼沙樹が手掛けている。
電撃文庫から既刊7巻が刊行されている。
近未来、寄生生物「ガストレア」に敗北した人類は、ガストレアを退ける金属「バラニウム」で作られた巨大な壁「モノリス」を建築し、その中でガストレアから身を守りながら生活をしていた。
希に外から侵入するガストレアの排除を業務とする「民間警備会社」(民警)の一つ、幼馴染である天童木更が経営する「天童民間警備会社」で働く16歳の少年・里見蓮太郎は、大した仕事もなくジリ貧な生活を送っていた。
ある日、珍しくやってきた仕事により通報を受けた部屋に突入すると荒れた部屋の中に燕尾服の男が立っていた。
燕尾服の男と一陣の戦闘の数日後、東京を治める最高責任者「聖天子」により数多の民警が招集され、東京を壊滅しようと目論む燕尾服の男・蛭子影胤の計画を阻止する依頼が言い渡された。
これまでに無かった強敵が東京を侵略しようとする中、連太郎は相棒であり、イニシエーターである藍原延珠と共に死戦を繰り広げる。
梶裕貴 日高里菜 堀江由衣 小倉唯 黒沢ともよ