久々にアニメで泣きました。
一話で泣いたのは初めてかもしれません。
とても寂しい、悲しい作品なのにヒロインを必死に励まそうとする主人公に心が温まります。
あらすじとしては、
人との関わりをせず、いつもひとりのクラスメイト藤宮香織が気になり
主人公の長谷祐樹が“友達になりたい”と告げるところから始まります。
しかし、香織は「嬉しいけどごめんなさい」と拒否をします。
それでもめげずに話しかけてくる祐樹に香織は少しづつ心を開いていきます。
それから数日経ったある日、香織に「もう話しかけないで」と言われてしまいます。
戸惑う祐樹に香織が告げます。
「私、友達との記憶が一週間でなくなっちゃうの」
ここから物語が動いていきます。
この作品は設定も良いのですが、なんといってもキャラクター一人一人の言葉が胸に響くところです。
祐樹の親友である将吾も本当にいいやつです。
取り巻く人たちも何気に人を気遣う良い人が多い気がしました。
祐樹も気持ちが先走りすぎて、よく香織の気持ちに気づかずに突っ走ってしまうところがあります。
…が、これがムカつかないんです。
切ないんです。
本当に純粋に香織のことが気になってしまって空回りをしているのだと、そう思います。
祐樹も香織もお互いに気遣い合っているところがなんとも切ないし、温かいんです。
切ない、温かいのバランスが綺麗にとれている珍しい作品だと思います。
私はヒロインの香織がすごく好きです。
春アニメで一番かわいいのでは?と思うほどです。
見た目や性格などももちろんかわいいのですが、この作品でも結構感じることなんですけど
“萌えキャラ”という感じでかわいいと思わないんですよね。
最近のアニメはやっぱりツンデレや天然などの所謂萌え属性というものを持っていたり、
ポーズや仕草も「あざとい」と言われるキャラクターが多いと思うんです。
私もそういうのがすごく好きなんですけど、この藤宮香織というキャラクターはキャラクター自体でかわいいと感じる本当に希な子だと思います。
もちろん仕草もとってもかわいいんですが、媚ているというわけではなく
自然な純粋な女の子としての仕草でとても心を掴まれます。
健気で気遣いもできてかなりいい女なのでは?と思います。
細かいところなのですが、アニメ第二話で香織が学校から帰って母親と話しをしていたシーンで、
香織は自分のお弁当箱をきちんと洗いながら話していたんですよね。
当たり前のことだとは思うのですが、今時の子ってそんな丁寧に自分のものを片付けるんでしょうか?
しかも学校から帰って、母親とお話をしながら。
私は会社から帰って自分でお弁当を洗っていなかったので、香織を見習おうと思いましたね(笑)
ちなみにエンディング曲はスキマスイッチさんの「奏(かなで)」を香織がカバーしているものです。
香織の声ととても合っていますし、歌詞も合っています。
このエンディングでも泣けてきます。
2話までの感想はこんな感じですが、
これからの展開がとても楽しみです。
毎週火曜日の27時が待ち遠しいですね。
情報
『一週間フレンズ。』(いっしゅうかんフレンズ)は、
葉月抹茶による日本の漫画作品。『月刊
ガンガンJOKER』(
スクウェア・エニックス)で2011年9月号で読み切り掲載、2012年2月号より連載中。4コマ漫画とストーリー型式漫画のミックスで、主に後半がストーリー型のレイアウトとなっている。
2014年4月よりテレビアニメが放送中。
山谷祥生 雨宮天 細谷佳正 大久保瑠美